「着物は売れない」は本当?買取店の対象品と対象外から見る境目

公開日: 2026-09-01 / 更新日: 2026-10-03#着物買取 #着物が売れない #着物の流通 #買取相場 #古物商 / 査定額の決まり方

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「着物はもう売れない」という言葉は、半分だけ当たっています。買取店が公開している対象外の品目を見ると、ウールや喪服、中古の長襦袢などは断られやすい一方、正絹の訪問着や帯、反物は対象に入っている。どこまで受け付けるかも、店ごとに違います。

扱うのは、買取店が受け付けない品目と、店によって返事が分かれる品目です。対象に入った品にいくら付くかを左右する状態・寸法の見方は「売れる着物かを手元で見分ける5つの確認点」、作家や産地の証紙がどう評価されるかは「ブランド・作家の着物は高く売れる?」に分けています。

本サイトの運営者は古物商の許可を持っていますが、着物の買取・査定はしていません。以下は、各社が公式サイトで公開している内容(2026年10月3日に確認)をまとめたものです。バイセル・コメ兵・福ちゃんは、いずれも本サイトの広告提携先です。

買取店が「対象外」にしている品

バイセルとコメ兵は、受け付けない品を具体的に挙げています。並べると、同じ品でも扱いが分かれるものがあります。

品目 バイセル コメ兵
ウールの着物 対象外 買取NG
ポリエステルなど化繊の着物 対象外 受け付ける(「きもの(化繊含む)」)
喪服 対象外 買取NG(喪服小物も含む)
浴衣 対象外 受け付ける
襦袢 対象外 中古の長襦袢は買取NG
帯 受け付ける(つくり帯は対象外) 受け付ける
反物 受け付ける(袴用の反物は対象外) 受け付ける
カビや汚れなど状態の悪いもの 査定はする(価格は下がる場合あり) 買取NG

バイセルはこのほか、洗える着物や七五三の着物なども対象外に挙げています。一方で、対象外の品についても「未使用や丈の長さなど状態によってはお値段を付けられる場合もございます」と書いています。表は各社の原則で、例外が無いという意味ではありません。

福ちゃんは対象外の一覧を出していませんが、状態によっては買取を断る場合があると案内しています。男性用の着物は「需要の関係でお値段の提示が難しい」としつつ、査定はするという回答です。

「売れない」と言われる着物の正体

対象外の一覧と照らすと、「売れない」と言われやすいのは次のような品です。

  1. ウールの着物(2社ともNG)
  2. 喪服(2社ともNG)
  3. 中古の長襦袢(2社ともNG)
  4. カビや汚れの強いもの(店によってはNG、受け付ける店でも価格は下がる)

化繊の着物や浴衣は、店によって返事が変わります。1社で断られたことを、そのまま「売れない」と受け取らないほうがよい品です。

反対に、正絹の訪問着や付け下げ、袋帯、反物は、各社とも対象に入れています。福ちゃんは、明治から昭和初期の着物を「アンティーク着物・帯」として高い価格で買い取れるものもあると案内し、古い着物だからと査定を断ることはないと答えています。

対象に入った品の値段は、状態と寸法で上下する

対象に入ることと、高い値が付くことは別です。コメ兵は査定で見る点として年数・状態・サイズ・証紙を挙げ、福ちゃんも丈の長さと状態を確認項目にしています。購入時に高かった着物でも、寸法が小さかったり衿回りに汚れが出ていたりすれば値は下がります。各項目を手元で確かめる手順は「売れる着物かを手元で見分ける5つの確認点」にまとめました。

1社で断られた品を別の店に出すときは、返送料や金額の出し方も店ごとに違います。比べ方は「同じ着物でも査定額が違うのはなぜ?」に載せています。

処分する前に、中身を3つに分ける

押し入れの中身をまとめて「売れない」と決める前に、次の3つに分けてみてください。

3つ目の品から先に査定に出し、2つ目は受け付ける店を選んで問い合わせます。素材や種類が分からない品は、無理に分類せず「不明」として一緒に相談すれば足ります。値が付かなかった品を処分に回せば、売れる品を粗大ごみに出してしまう心配が減ります。

査定の申込先

以下は本サイトが提携している買取サービスです(広告)。条件は2026年10月3日に公式サイトで確認しました。

まとめ

「着物は売れない」の中身は、ウール・喪服・中古の長襦袢・状態の悪いものなど、買取店が対象外にしている品のことが多く、正絹の訪問着や帯、反物は各社の対象に入っています。受け付ける範囲は店ごとに違うので、処分の前に中身を3つに分け、対象に入る品から問い合わせてみてください。